どうも、岡崎少年です。
僕は元看護学生で、現在は看護師国家試験に合格しライターをしています。
看護学実習も基礎から領域まですべて経験してきました。
今回はカンファレンスの司会についてです。
こんなことで困っていませんか?
「看護実習のカンファレンスの司会をしないといけなくて困っている。」
「他人の前で指揮をとるのが苦手なのでどうやって話したら良いのかわからない。」
上手く話そうとしなくていい
はじめはメンタル的な話。
「カンファレンスの司会を上手くできない。」と思っている方は、本来普通にできる人だと思います。
だって、普段友達とか親とか普通に話したりもしますよね。
それができなくなるといいうのは、緊張や失敗しないようにしようと焦ったりと様々な要因が重なり合うためです。
上手く司会をするということが重要ではない
カンファレンスの司会のときどうしても自分が指揮をとるので、
「上手く話さなきゃ....。」
という意識が邪魔をしてしまっています。
ただ、あなたが上手に司会をすることよりも話の内容が重要です。
カンファレンスの目的は、学生同士で看護の問題解決やよりよい看護をするための話し合いの場です。
なので、看護という視点でどんな話し合いをするのかに焦点があります。
上手く指揮をとることも気になってしまいますが、大切なのはそこではありませんよ。
「上手に話そう...。」と考える必要はないです‼
そのほうが本来の姿で話しやすいです。
話し合いのテーマはカンファレンスの前に決めておく
カンファレンスの司会。
テーマを決めるのも司会の努めです。
教員が指定したテーマならまだ良いのですが、すべて学生で考えるのってなかなか難しいですよね。
話しにくいテーマにしてしまうと意見が出てこずカンファレンスしにくくなったり...。
そもそも、テーマが全然思いつかないと思います。
テーマがなかなかないのは、あなたのグループに限ったことではないです。
テーマは学生の困りごとがオススメ。
実習でも基礎と領域実習、最後は統合実習まであります。
それぞれ、求められているテーマのレベルが違いますが基本的に悩み系がオススメ。
テーマの例はこんな感じ。
・患者さんと上手にコミュニケーションができない。
・ケアプランが上手く計画できない。
・患者に合った看護がわからない。
・患者に怒られた、泣かれてしまった。
・看護師の患者への接し方で気になるところがあった。(なぜその対応だったのか)
・片麻痺の患者さんへ、清拭が上手くできない。
【統合実習は少しレベルアップ】
・退院後の支援を考えた介入の仕方。
・家族ケアの方向性など。
領域実習では、母性や急性、小児など初めて専門の領域の実習をすることから困りごとが基礎同様に生まれやすいです。
例えば母性とかだと、産後の看護は常に変化するので常にケアの方向性が変わったりしますね。
学生の困りごとは看護学生としてのレベルが同じなので、割と意見が出やすかったりします。
統合実習では学校によって異なりますが、僕は「これからの看護」というテーマで話し合うことが多かったです。
もちろん、困りごと系で攻めるのもいいですが、統合実習では一歩先を考えた看護のテーマは評価されやすいです。
カンファレンスの司会で失敗しないためのテンプレート
カンファレンスの司会の進め方
①開始のあいさつ
開始の挨拶は以下の感じ。
「今からカンファレンスを始めます。今日のテーマは○○で、メンバーは○○.....です。□□さん記録をお願いします。カンファレンスは×時×分までの予定です。よろしくお願いします。」
そのまま丸パクリで問題ないと思います。
②意見・情報を求める
ここからがカンファレンスの要です。
問題解決型のカンファレンスの場合、まず問題を上げてくれる学生に現在の状況と何に困っているのか話してもらいます。
その後、「いかがですか?」「どうでしょう?」「この点について意見はありませんか?」
といった感じで他の学生の意見を集めます。
また、意見に対して 「こういう意見もありますが、いかがですか?」と、ただ意見を集めるのではなく、他の視点も考えていく。
最善の策をみんなで話し合う感じですね。
僕はこの段階の司会を上手くイメージするには、戦国時代の戦を考えます。
敵の夜襲を仕掛ける前にどうやって攻め込もうか。
意見に対してさらに良い方法はないのか。
みんなで話合うことが楽しくなってきます。
③意見の整理
意見がある程度でたら簡単に整理をします。
「ここで簡単にまとめてみます。テーマに対して〇〇や△△の意見が出ました。具体的にどのような援助を行っていきますか?他に問題点はありませんか?」
こんな感じです。
また、今後に何か行っていくといった内容の場合、どうやって評価するかといった内容でも話合えます。
時間の配分を確認し、時間が余るようなら追加の意見を求めることや具体的な介入方法などを話し合うのも良しです。
④結論を出す
「では、○○していく方向で進めていきます。」
こんな感じで、さくっと簡単にまとめて言うのもいいでしょう。